いまだにα7R IIを使っている自分がα7R IVのスペックを見ながら悩むだけの記事

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Camera

いよいよ本日(2019年7月23日)よりα7R IV(ILCE-7RM4)の先行予約が開始しましたね。

わたくし未だにα7R IIを使っておりまして大変心惹かれるところではありますが、買うかはちょっと悩みどころ。というウジウジした記事になっております。

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α7R IIIは買うタイミングを逃した

α7R II
出典: α7R II | デジタル一眼カメラα(アルファ) | ソニー

α7R IIを購入したのが2017年7月末のこと。それから約3ヶ月後の2017年10月末にはα7R IIIが発表されました。

α7R II購入時とあまり変わらない値段で出てきた新型α7R III。みるみるうちに下がっていくα7R IIの価格。

価格が下がり切るα7R IIIの発売前にα7R IIを売ってしまって買い換えようかとも思ったのですが、買ったばかりのものを売るのもなんか嫌だし面倒くさいなという気分が勝ってしまい、そのまま買うタイミングを逃して今に至ります。

α7R IVで進化した点について

大きいところから細かいところまで着実に進化したなという印象です。

α7R IV:機能説明ビデオ【ソニー公式】

有効約6100万画素

α7R IV 約6100万画素 35mmフルサイズ裏面照射型CMOSセンサー
出典: α7R IV:機能説明ビデオ【ソニー公式】

α7R IIとα7R IIIの「約4240万画素」から「約6100万画素」に画素数が増えました。

画素数という部分に関しては多分いろいろな意見があって、「そんな高画質は必要ない」であったり「バカでかい容量を保存するためのストレージ管理が負担」「ストレスなく編集するためのPCスペックが必要」などマイナスな部分もあると思います。

しかし、そこまで大きくない画素数のカメラで撮影したものと見比べてみると違うなと思うこともあったり、トリミング耐性や将来性という部分も考えると個人的には「なんだかんだで画素数が多い方がいい」と思ってるので、増える分にはいいかなと思います。

ただ、画素数が増えるとその分手ブレに関してはよりシビアになるので、 “新規シャッターユニット、衝撃吸収ダンパー、進化した手ブレ補正” とはあるものの、ちょっと心配な部分ではあります。

世界初(*)有効約6100万画素により、高精細な被写体を圧倒的な臨場感で写し出す

35mmフルサイズ初の有効約6100万画素裏面照射型CMOSセンサーを新開発し、圧倒的な描写力をフルサイズミラーレスで実現。新規シャッターユニット衝撃吸収ダンパー進化した手ブレ補正など、微細な振動も許されない高解像撮影を支えるために細部にわたって見直しました。

α7R IV | デジタル一眼カメラα(アルファ) | ソニー

約576万ドットの電子ビューファインダー

α7R IV 約576万ドットの電子ビューファインダー
出典: α7R IV:機能説明ビデオ【ソニー公式】

EVFがα7R IIの約236万ドット、α7R IIIの約369万ドットに比べて、α7R IVでは約576万ドットに増えました。

これは素直に嬉しい部分で、ピント面の確認もしやすくなるでしょうし、なによりファインダーが精細というのは撮影時のテンションも上ります。

動画撮影にも対応したリアルタイム瞳AF

α7R IV 動画撮影時のリアルタイム瞳AFに対応
出典: α7R IV:機能説明ビデオ【ソニー公式】

今まで動画撮影には使用できなかった「リアルタイム瞳AF」が使用可能になったみたいです。

ただこれ人物のみで動物瞳AFは不可なんですよね。ソフトウェアアップデートで対応するのかもしれませんが、いまのところ人物撮影をする機会がないので個人的にはあまり必要ないかも。

その他ボディや設定周りの改善

ボディやボタン、設定周りの使い勝手も色々と変わっていて

  • グリップが深くなりホールド性向上
  • フロントダイヤルに角度がついて操作性向上
  • AF-ONボタンが大きくなったことで押しやすく
  • マルチセレクターの形状変化とレスポンス向上
  • 露出補正ダイヤルにロック機構搭載
  • マイダイヤル機能実装
  • AFフレーム枠を赤色に設定可能

などなど細かい部分の改善が見られます。

ユーザーからの声をちゃんと拾って細かい部分を改善してくるのは素晴らしいなと思いました。

ただ、人によってはいらない部分もあるでしょうね。ロック機構なんて邪魔なだけと思う人もいるかもしれませんし、ホールド性は犠牲になってもいいから大きくしないでくれという意見もあるかもしれません。

α7R IVで変更されず残念だった点

改善点は色々多いですが、期待していたけど変わらなかった部分もあります。

イメージセンサーが「裏面照射型CMOSセンサー」

α7R IVのイメージセンサーはα7R II・α7R IIIと同じく「ExmorR CMOSセンサー」です。
もちろん画素数も増えていて新開発されたものではありますが、いわゆる普通の「裏面照射型CMOSセンサー」。

α9に搭載されている「積層型CMOSセンサー」の「Exmor RS」は電子シャッター使用時の特徴として

  • ファインダー像が途切れない「ブラックアウトフリー連続撮影」
  • ローリングシャッター歪みを抑える「アンチディストーションシャッター」

などがあります。

α9 メモリー内蔵フルサイズ積層型CMOSセンサー Exmor RS
出典: α9 特長 : 革新的なイメージセンサーによる新次元の高速性能 | デジタル一眼カメラα(アルファ) | ソニー

これが魅力的だなとは思っていて、「積層型でローパスレスになって高解像度なものとか出てきたら嬉しいな」というあまりセンサー技術的な部分に関して詳しいわけでもない素人の妄想を繰り広げていたので、変更なしでちょっと残念だなとは思いました。

先日「グローバルシャッター機能を搭載した積層型CMOSイメージセンサー技術“Pregius S”」なんてニュースもあったりしましたしね。そもそもR系に求めるものじゃなく、そこらへんはα9 IIに期待という感じでしょうか。

ソニーは、産業の高度化、工場のスマート化・自動化の流れを受け、より高精度で高速な処理が求められる製造・検査・物流などの産業機器向けに、歪みの無い高い撮像性能と小型化の両立を実現する独自の裏面照射型画素構造のグローバルシャッター機能を搭載した積層型CMOSイメージセンサー技術“Pregius S(プレジウス エス)”の開発に成功しました。

Sony Japan | ニュースリリース | ソニー独自の裏面照射型画素構造のグローバルシャッター機能を搭載し、高い撮像性能と小型化の両立を実現した積層型CMOSイメージセンサー技術を開発

ただα7R IVもダイナミックレンジがα7R IIIの14stopから15stopに上がっていたり、長秒ノイズがかなり減ってるかもしれないという噂もあったりと、実際発売されてみないとわからない改善点などもあるかもしれません。長秒ノイズが本当に減ってるならかなり嬉しいところ。

液晶画面のチルト方式

α7R IVでも従来からの「上方向に約107度、下方向に約41度」というチルト方式は変更されずそのままです。

これは困っている人も多いと思うんですが、このチルト方式だと縦位置で撮影するときは使い物にならないんですよね。

バリアングル液晶であったり、α99に採用されていた「3軸チルト可動式液晶モニター」であったり、なにか縦位置でも使用可能な方式を採用してほしかったなと思うところ。

動画の連続撮影時間30分制限

日欧EPAによってビデオカメラの関税が撤廃されたり、α6400では動画の連続撮影時間30分制限がなくなったりしていたのでどうなるかなと思っていましたが、さすがに30分制限はあるままのようです。

制限なしになってくれたら嬉しいなとは思っていましたが、熱に強いわけでもないと思うのでしょうがないのかもしれません。

どこで迷うのか

前提として「迷う理由が値段なら買え」という考え方は正しいと思ってます。

業務や人からの依頼で撮影したり、色々な撮影地に出かけたりする方の場合は、使い勝手やワークフローなど、改善されることがあるだけでとりあえず購入というのもあるでしょう。

ただ色々な状況の人がいるのも事実で、自分のように気が向いたときに撮影し、そんなに金銭的余裕があるわけでもない人間はいちいち悩んだりするものです。

ボディを買うよりレンズを買うほうが撮れるものは広がる

α7R IIからα7R IVに買い換えることによって使い勝手は格段によくなるでしょう。

ただ、撮れるものがそこまで変わるのかと考えると多分そうでもないんですよね。

もちろんAFが必要な場面では撮れるものが変わってくるでしょうし、6100万画素15ストップのダイナミックレンジでしか表現できない場面もあるでしょう。

しかし、欲しいと思うレンズが揃っていない場合、ボディを買うお金でレンズを買ったほうが撮れるものは広がると思います。

思ったより劇的な変化がない

α7R IIIで操作面やメニュー周りが強化され、α7R IVでセンサーも有効約6100万画素のものに変わっているので、α7R IIからみたら「全部変わってるやん」と思えるレベルなのは間違いないんですよね。

劇的な変化なんかより確実に良くなっていってる現状を喜ぶべきだとは思うのですが、「まだα7R IIでも頑張れるかも」という貧乏根性が働いてしまうのも事実。

劇的な変化がないというより、変更されず残念だった点で書いたことが自分にとって比重が重かった、というのが正確かもしれません。

α7R IIへの不満もあるが買うなら安くなるはずのα7R IIIでもいい説

では「買わないでいいや」と完全に割り切れるかというとそうでもなく、α7R II使ってて上位機種のいいなと思う部分もやっぱりあるんですよね。具体的には

  • マルチセレクター
  • AF性能・動物瞳AF
  • 電池持ち

あたりなんですが、これα7R III買っても改善される話なんですよね。悩みどころ。

まとめ

色々言い訳書いてきましたが、正直普通に欲しいです(笑)。

ただ書いていて思ったんですが、α7R IIってやっぱいいカメラだなと。発売されてもう4年ほどで、使い勝手的な部分では洗練されてない感ありますが、撮れるものは充分素晴らしいなと思います。

こうなるとα9 IIも気になるしもうちょっと悩んでみます(優柔不断)。

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